内野雅文 写真展「とどまらぬ長き旅の…」の画像

内野雅文「ケータイ」 2002年 発色現像方式プリント 清里フォトアートミュージアム蔵 © Shigeo UCHINO

内野雅文 写真展「とどまらぬ長き旅の…」

  • 作家名:UCHINO Masahumi
  • 開催期間:【終了しました】2013年 11月19日(火)~12月15日(日)
  • 開館時間:9時~21時
  • 定休日:月曜日、11月26日振替休
  • 料金:観覧無料
  • 主催:砂丘館/共催:新潟大学人文学部/協力:清里フォトアートミュージアム/企画ディレクター:石井仁志(20世紀メディア評論・メディアプロデューサー)

内野雅文は5年前に撮影中に倒れ、34歳で急逝した写真家です。生前は「ケータイ」「カガミ ノ ナカ」「アイドル」など現代の都市風俗を批評的視線でとらえた写真展で注目されたほか、すぐれたスナップショットの作品を発表し高く評価されました。これからの展開が期待されていた矢先の夭折が惜しまれます。

昨年砂丘館で開催された写真展「私たちは、写真で、未来に、何を残せるのか?」(石井仁志プロデュース)に内野の作品が特別出品されたのを機縁に、新潟では初めての回顧展を開催することになりました。写真への強い情熱と、写真によって彼が見ていたもの、見ようとしていたものに触れる機会となれば幸いです。

 

作家プロフィール

内野雅文(うちの まさふみ)

1973年東京都生まれ。96年東京造形大学造形学部デザイン学科デザイン専攻1類写真コース卒業。2008年元旦、撮影中に急性心不全にて急逝(享年34歳)。主な写真展に、96年「東京ファイル」、99年「うりずん―沖縄先島」(以上、新宿コニカプラザ/東京)、2001年「写真・内野雅文2001」(12回連続毎月写真展、ギャラリーニエプス/東京)、02年「野ざらし紀行」(銀座ニコンサロン)、03年グループ展『写真2003』「ケータイ」(つくば美術館/茨城)、「野ざらし紀行」(ギヤラリーナダール/大阪)、「空と海への巡礼」(再春館ギャラリー/東京)、04年「ケータイ1996-2004」(新宿ニコンサロン)、05年「カガミノナカ」(コンテンポラリーフォトギャラリー/東京)、「IDOLS」(ギャラリーニエプス/東京)、グループ展『mio写真奨励賞2005入賞作品展』「A Train Window in spring」(天王寺ミオ mioホール/大阪)06年『内野雅文 photo works 1996-2006』「車窓から」「うりずん―沖縄先島」「空と海への巡礼」「野ざらし紀行」「ケータイと鏡」(以上、gallery176/大阪)、グループ展『写真の蓋然性』「ケータイ」「カガミ」「アイドル」(東京造形大大学院渋谷サテライト/東京)、07年『内野雅文 photo works1996-2006』「アイドル」(gallery176/大阪)、グループ展『ミオ写真奨励賞フォトライブラリー』(天王寺ミオ11階ライトガーデン/大坂)がある。04年、写真集『ケータイと鏡 1996-2004』を出版。06年写真展「内野雅文 photo works 1996-2006」の図録『masafumi UCHINO:Photo Works 1996-2006』を出版。また、1997、99、2000~05、07年度の『ヤングポートフォリオ』(主催:清里フォトアートミュージアム)において、作品がコレクションされている。

「KYOTO」 2007年 清里フォトアートミュージアム蔵 © Shigeo UCHINO

「うりずん―沖縄先島―」 1998年 清里フォトアートミュージアム蔵 © Shigeo UCHINO

【会期中の催し】

◆ギャラリートーク1 「内野雅文 人と写真」

お話し:友長勇介(写真家)、石井仁志(企画ディレクター)/聞き手:大倉宏(砂丘館館長)

12月1日(日)午後2時~4時 【終了しました】

参加費500円(予約不要、直接会場へ)

◆ギャラリートーク2 「ストリートスナップショットをめぐって」

お話し:松沢寿重(新潟市美術館学芸員)、石井仁志/聞き手:甲斐義明(新潟大学人文学部准教授)

12月7日(土)午後2時~4時 【終了しました】

参加無料(予約不要、直接会場へ)

 

内野雅文展 会場風景

☞ 砂丘館クリップでもご紹介しています